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糖尿病の予防や、現実に血糖値の高い人の血糖コントロールのために、運動は重要な処方の一つになるわけです。 ところが、健康ブームの世の中で、最近はスポーツまでが「体に悪い」というレッテルを貼られています。

酸素をたくさん使う運動は、体内に悪玉の「活性酸素しという物質をつくるというのです。 体内で発生した活性酸素が、血管などの老化をすすめることは確かです。
それ前から明らかにされています。 その活性酸素が運動によってふえるのでは、健康のためにやったことが、逆に早死にの原因になってしまうのではないか、どうしたらいいんでしょうと悩んでいる人も少なくないでしょう。
運動による活性酸素なんて心配なく、こうしたジレンマは、一つの健康情報をうのみにして、全てに当てはめてしまうから生じてきます。 活性酸素の毒といっても、それはプロのスポーツ選手やオリンピック、国体クラスの選手が行なうような激しい運動を続けて行なった場合の話です。
スポーツ選手が意外に長命でないのは、このためです。 運動不足でナマっている現代人が、少しくらい体を動かしたところで、活性酸素の心配はないと考えてよいでしょう。
むしろ体力と寿命は比例しますし、運動を行なう習慣は、いちじるしく激しいもの以外では明らかに心臓病を減らします。 運動というと、すべてスポーツマンが行なうような厳しくてつらいものというイメージがありますが、病気予防のため、健康増進のための運動は、それとはまったく別ものです。
日常生活で体を動かすのがおっくうな人は、つらくて楽しくないと思っているから、始めてもすぐに挫折してしまいます。 しかし、病気予防や健康増進のための運動は、つらいものではありません。
むしろ、つらい運動ではいけないのです。 このことをしっかり理解し、自分はなんのために運動を続けるのかを整理しておけば、イヤになってやめてしまうこともなくなります。
そこで、運動の目的を三つに分けてみましょう。 一つめは、毎日の生活のコンディションづくりのために行なう運動です。
二つめは、病気の予防や治療の手段として行なう運動です。 三つめは、専門的な選手としてのトレーニングです。

運動をすべて「体に悪いもの」「つらいもの」と一律に考えるのではなく、自分は糖尿病予防のための、あるいは血糖コントロールのための「運動」を続けるのだという理解が大切です。

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